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=======================2005/1/17 (月)

【バナナメール#141 】 ネパール占星学で初詣?

目次: 【ごあいさつ】
【にげる時間】
【天客万来】
【人を家に泊めることについて】
【ホームステイのすすめ】
【おうちたずね歩き】
【インド・ネパール占星学】

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今年こそよい年になりますように、と世界中の人が心こめて願ったことでしょう。 ほんとうに大変なことがたてつづけでしたものね。

人間の持つエネルギーと夢と希望を大事にして生きていきたいと、あらためて思います。 今年もどうぞよろしくおねがいします。

【にげる時間】

うつろいやすい時間との格闘技です、人生は…。 

「最近バナナメールをもらっていませんが」という年賀状をいただいて、「はっ!」 そういえば、しばらく出していない。過去歴を見たら、なんと2ヶ月ものご無沙汰!  時間のたつのが余りにも早すぎる…。

ごめんなさい。 思いは何らかの形で届けなければ、伝わらない、ですよね。 このバナナメールは、気まぐれ発信ではありますが、これからも続けていきます。

【天客万来】

楽しい時間は、うつろいやすい。 11月にネパールに「里帰り」したことは、もうお伝えしましたよね。 離れていても心を通い合わせることはできるのだ、ということを確認したような、でも、短い滞在でした。

次は、お正月に行こうと、早くからひそかに航空券の予約をしたのですが、結局、直前にキャンセルしてしまいました。新年早々の海外逃避は、やっぱり無理なスケジュールということがわかったので。でも、3月になったら、春の旅します。きっと!

旅しなくてもよくなったおかげで、年末と新年は、京都の叔母も含め、3世代がわが家に集まり、楽しい年明けとなりました。これからどんどん家族が増える気配。よしこさんちも、ネパール並みの大家族化? みんなで過ごすお正月は、なんて楽しいのでしょう。

昨年の年末年始は、息子たち全員、そして、知人・友人が多数ネパールに来てくれました。日本でもそれが続けられることに、驚き、また、感謝しています。

いつもは二人(ときどき一人)暮らしなのに、この時期は、わが家はにぎやか。 学業を終えた末息子も12月に帰省し、春までずっといます。 ひょんなことからオーストラリアからの高校生をまるまる1ヶ月預かりました。

お正月の家族全員集合につづいて、これまためぐり合わせでしょうか、はじめてネパール人が滞在。

こういうにぎやかさの中で、日々は、あっという間にすぎていったのでした。

【人を家に泊めることについて】

人のうちに「お泊り」するのは、私はとても好き。なんだかとてもわくわくする。ふだんの生活そのままで受け入れてもらえることもうれしい。人を泊めるのも好き。

お正月は、そんな楽しみを再発見した季節でした。そうだ、このために、少し広めの(そして、遠めの)家に住むことになったんだなあ、とつくづく思いました。

いつも、そのときまかせの、あるいは、行き当たりばったりの引越し人生でした。家を選んだというより、家に選んでいただいたような…。その都度、ベストでハッピーなめぐり合わせであったと勝手に解釈し、感謝。

【ホームステイのすすめ】

「帰るの邪魔くさいでしょう。泊まっていったら」といわれると、いそいそと泊まる。あらかじめ「お泊りの用意してきてね」と言われると、「は〜い」と喜んで用意する。お泊り大好き人間の私。

大学生になりたてのころは、晴れて外泊できるのがとてもうれしかった。とくに楽しかったのは、女の子ばかりの下宿。各部屋をハシゴして、一晩中、盛り上がっていました。

予定外のお泊りのときは、歯ブラシがなくて困ったり、糸くずだらけになった服を掃除機でブラシ掛けしたりといった、朝の騒動があったようです。

「朝、おきたら突然、りんごちょうだいって言ったよね」最近、思い出話にそんなことが出てきました。「え?」 「歯ブラシ代わりだって」 そういえば、そんなこともあったっけ。

家族を持ってからは、家族同士の泊りっこが多い。「泊めて」、「泊まって」という相互の便利さと楽しさがあります。遠くに住む友を訪ねていくときは、自然とそうなります。

「ホームステイ」とカタカナ書きにすると、見知らぬ者同士が、仲介者の協力で知り合うというイメージが強くなるかな。料金が設定されていたり、留学なんかと関係ある。

ホームステイの場合、お泊りした家の人たちとその後の交流があるかどうかは、満足感や相性にもよるように思います。長く続く国際交流にまで発展するケースは、ひょっとすると少ないかもしれない。互いに遠いこともあるし、そうそうは行き来できない。知らない同士、異文化トラブルもありますが、それがまあ、いってみれば学びの場。

ホームステイの間に立ったり、受け入れたりしたことは、今までに数々あります。知り合いの家に泊めてもらう他に、まったく見知らぬ家に受け入れられたりすることもたまにあり、これは、何が起こるかわからないミステリアスな冒険。そして、お泊りでなくとも、人のおうちを訪問するのは、楽しいですね。

というわけで、最近の私の旅は、ほとんど友人宅でのお泊りです。ネパールしかり。だって、そのほうが、楽しいもの。そう、泊まってみて始めて分かる、ほんとうの生活ぶり。

【おうちたずね歩き】

夫は、最近、フランスとスペインとモロッコに行きました。このときは、私のスケジュールがあわなくて、同行できなかったのだけれど、これも友人をたずねる旅でした。どうして私が来ないのかと旧友たちに言われたみたい。ごめん。次は必ず。そして、また日本に来てね、とお誘いをしておきました。

各地に会いたい人がいて、泊めてもらえる家があると思うと、とてもあたたかい気持ちになります。でも、人も住まいも、時間とともに変わります。あまり先延ばしにしないで、なるべく思い立った時に会っておこう。「いつかそのうち」というのは、なかなか来ないことが多いから。

ワシントンDCでおしゃれなマンションを買い、そこに「永久に住む」と言っていた友人。突然、それを売り払ってウエストバージニアの農場に移り住んで、農場経営を始めてしまいました。

冬場は、凍った池の氷を割って牛の飲み水を確保するのが、毎朝の仕事だって。(おお、さぶ〜)そして、親をなくした牛の赤ちゃんを自宅の浴室で嬉々として育てたりしている。

クリスマスカードには、雪の中に立つ大きな家の写真。「部屋にあなたにちなんだ名前つけてあるの。なんと書いてあるか知りたければ、早く来てね」と書いてありました。

彼女は、博士号を持つユング派の心理学者。著作しながら、牛の世話ですか。人の興味や関心は、移っていくのですね。

ついでに、パワフル・ジュディスのことも書いておこう。 オーストラリアの友人、ジュディスとケンは、キャンピングカーで一年ほどあちこち巡ったあと、オーストラリアで一番美しく、一番住みやすい場所を探し当て、そこに家を建てました。北のほうの浜辺です。一度泊りに行きましたが、シドニーから列車でまる二日かかったよ! 

ジュディスいわく。「隣が空いているから、ここを買ってあななたちの家をたてなさい。」ただし、うちより高い屋根にしないこと。眺めが悪くなるから。それから、屋根の色は、うちと同じ青ね。絶対に他の色はだめよ!」はあ、建築条件つきですか。

ジュディスは、もと不動産業者。ばりばり仕事をしていた。さすが、家にこだわるわけだ。近所の薄オレンジ色の家を、「ふん、なに、あのパンプキン・ハウス!」 私がもし、黄色い家を建てたら、「バナナ・ハウス」なんていわれちゃうのかなあ。

ま、いいや。私の家は、気楽なネパールにする。オーストラリアとジュディスは、夫に任せます。

どこに、どんな家を建てようかなあ、と夢企画だけでも、楽しい。こうして、人のおうちをサカナにあそぶのだ。

【インド・ネパール占星学】

先週、わが家に泊まったのは、詩人ビシュマの友人で、東洋占星学の道25年という人。といって、これで食べているのではなく、優秀なビジネスマンです。そして、ビシュマと同郷で文学に造詣が深く、自分の出版物もあります。来日は2回目。今回は、高校生の甥ごさんのホームスティ留学の下準備も兼ねていました。

私は、ビシュマの家に泊まらせてもらったし、ま、お返しかな。友達の友達は、友達というわけ。甥ごさんの留学の相談にもちょっと乗ってあげた。

ネパールでは、人を家に泊めたがります。大家族があたりまえだから、居候の一人や二人、びくともしない。地方に住む親戚が来る。友達がくる。友達の友達もくる。みんな受け止め、礼をつくす。来客は神さま、という考え方。

私は、いつも泊めてもらうばかりです。ネパールの人が旅行者として日本に来ることはあまりないので(というより、めったなことでは日本はビザを出しません)、こうして来てくださるのは、とてもありがたいことに思えます。

占星学というものについて私はよく知らなかったのですが、ネパールでは大変重要なものらしい。ずっと前、ネパール文字の手ほどきをしてもらった女子大学生に、「何を専攻しているの?」と聞いたら、「アストロロジー」。占星術か? そんなもん、学生が専攻するのか、と不思議に思ったことがあることを思いだしました(最初は、冗談かと)。

しかし、これは、私の思い違いでした。ネパールでは、占星学は、占いというより、哲学、心理学、数学の分野に入る立派な「学問」。しかも、天体の動きと連動して、あなたの運勢が、ぴたりと当たる?! というのも、生まれたときに運命のプログラムというものは書かれてしまっているのだから。占星学ではすべてお見通し。それを計算して求めるだけ。私たち、運命には、逆らえないようですよ。

というわけで、わが家の泊り客は、ついでに私の運勢、というか、運命を見てくださった。誕生の年月日、なるべく正確な時間と場所が必要。

その結果、私がどんな人間で、どんな得意・不得意分野を持っていて、どういう将来になるか、ということが、かなり細かく出ました。あらためて、「はい、鏡ですよ」と私自身の姿を見せてもらったような感じがします。うすうすわかっているけれどね、一人で自分の姿をくまなく見るのは、ちょっと勇気がいるではないですか。それを手伝ってもらった気がします。

私の守護星は何か。他の星との関係やそれによる家族とのかかわり、運勢の強い年。気をつけなければならないことなどもあります。

おおむね実行可能なアドバイスの他に、私は、54個の数珠をプレゼントされました(2倍すると108)。それから、私専用のお祈りの言葉(サンスクリット語?)。それを一日108回唱えるといいんだそうで。そして、私が身につけべきお守り石の種類と形も教えてもらいました! 

といって、別にヒンズー教徒になったわけではないよ。不信心ものの私は、新年に神社仏閣に初詣にいかないから、むこうから来てくださったのでしょうかね。この時期、カウンセリングを受けて、こころの棚卸をしなさいということでしょうか。

ふと思いついて、「ひょっとして、わたしは、前世でネパールとつながっていたの?」 「そうですよ」 そう確信持って言われると、変な感じ。そうか、私は、ネパール人だったのか(いや、もしかしたら、ネパール犬だったかも?)。

この世を仮と考えると、どんな苦しいことも、すべては、天上にいたるためのありがたい試練となるのだそうです。何度も生まれ変わりをしないですむまで徳を積み続けるのが正しい生き方とのこと。

ネパールの人は、決められた人とおとなしく結婚します。受け入れがたい、つらい人生も耐えます。それは、すべて、天から与えられた試練。というより、大いなる時間の流れの中で、自分の人生は、かりそめにしかすぎないのだから。

う〜む、こういう考え方を突き詰めていくと、人生は、単に生かされているということになりますか。かりそめの人生では、人を押しのける競争や、がつがつした欲はでません。進歩しない代わり、心は平安。

占星学で見ると、日本人は、驚くほど多くが、「家庭生活に問題あり」という結果になるそうです。やっぱりね。文明と進歩のひずみは、占星学で教えてもらわなくても、すでに出てます。しかし、日本の社会がこういう「病理」に苦しむのも、あらかじめプログラムされていることで、なんらかの意義があるらしい(ほんとか?) 

では、対策は? あるそうです。運命の定めに従うにせよ、自分で大胆に切り開いていくにせよ、それぞれの心の安定と、その時々の幸せ感は大事ですものね。ひとりひとりにあった方法を教えてもらって指針にするとよいらしい。

寒い日がつづいていますが、やがて春は近い! では、またちかいうちに。

よしこ 

【編集後記】

★ 「友達の友達は、友達」 このコンセプトを発展させると、世界中の人はみんな友達になれる?! 

★ 昨年末、ネパールティーガーデンより持ち帰ったお紅茶をみなさまに発送いたしました。メンバーカードと、順調に育っている茶園の写真入りお手紙も同封いたしました(一部の方には、手渡し)。

★ ティーガーデンメンバーは、現在65名です。今後、体勢が整えば、もう少し増やせそうです。近く、新メンバーと増資メンバーのご案内を行います。そろそろ、もっと紅茶がほしいな、と思っていらしゃるのでは? おいしいと人気なので、私もうれしいです。 

★ そして、ネパール茶摘ツアーは、いよいよ2年後です! 旅の費用の積み立て、始めていらしゃいますか?  

★津波災害の支援、あちこちで立ち上がっています。私も、スマトラ、スリランカ、タイ、それぞれ現地の知り合いから直接呼びかけを受けました。ただし、募金については慎重にしたいと考えております。混乱のなかで善意がどういう変化を遂げるか、予測できないこともあるので。今、どっと集まることが、今後の長い時間かけての復興に支障をきたさないことを願っています。阪神大震災から10年。冥福。

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Last-modified: 2006-11-21 (火) 00:38:34 (3990d)