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=======================2004/06/14(月)

【バナナメール#134】 これで最後じゃない、ネパール

目次: 

【バナナメールは続きます】 【すばらしい日本】 【愛の贈り物】 【出発の朝】 【第3回アルダ研究会のご案内】 6月18日(金)

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日本は梅雨に入りました。ネパールも雨季。 ヒマラヤの上空の雲が、日本にも流れてきてるのかなあ。 空のどこかでつながっている(と思いたい)。

【バナナメールは続きます】

前回のメールに、「これで最後のお別れ?ネパール」という題をつけたら、 誤解されてしまいました。 「バナナメールをもう受け取れなくなるのですか」というお問い合わせをいただいたりして。 あ、そうじゃないんです。 バナナのたよりは続きます。 ネパールに「住む」のは、たぶん(とうぶん?)終わりですが、旅で行きますから。 いまのところ、8月後半を予定しています! (早めにチケット手配しておこう、っと)

ネパールの家を出るとき、庭のバナナが実り始めているのに気がつきました。 あれを食べに戻らなくっちゃ(うちのバナナは、世界一美味!)。 1年おきに豊作のクルミの実もある。秋にも行かなくては! あ、その前に、グワバも実る…。

とはいえ、もう家は人手に渡っているから、「実り」をどう手にいれるかなあ。 大家さんをプレゼント攻めするか。ちょっとだけ、庭にいれて〜と。

【すばらしい日本】

ネパールを「最後に」出て、千葉の家に戻ってから、2週間たちます。 これはこれなりに、いい日々です。 日本はやっぱり、清潔で、きれいで、おいしい。 ああ、すばらしい、と日本について感動するたびに、 「これをネパールの人たちにも分けてあげたい」とつい考えてしまう私。 私だけ日本でいい思いをしていいのだろうか、と胸が痛むのです。

最後の週にナガルコットへ行ったとき、グミの実をもいで食べました。 案内してくれたネパールのひとは、じぶんではあまり食べないで、 一生懸命、高い枝に手を伸ばして取っては、私たちにくれました。 そして、最後に残ったいくつかをそっとポケットにしのばせていました。 家族の人たちへおみやげとして。

それなら、食べつくさないで、私の分もあげればよかった、と後悔しました。 もっと豊富にあったら、持ち帰れるのに、と私もふと思ったけれど、ほんとにちょっとしか食べられる実がなかったのです。

たとえわずかでも、持ち帰るという行為。自分はほとんど食べないで。 ちいさなグミの実にも真心をこめることができるのですね。

【愛の贈り物】

帰る間際のプレゼント攻撃は、帰国前の恒例。 でも、荷造りを終えた後でかさばるものを届けられると、本当に困るのです。 以前、ベトナムを出るときは、訪問者が次々とばかでかい贈り物を持ってくるので、途方にくれました。 今回は、まだ夫がしばらく残っているので、私はラク。 でも、最後の日は、銀の置物だの、塗りの箱だの、結構大きいものを渡されました。 いずれも真心がこもっているので、がんばって持ち帰りましたけれど。

お金がない人たちは、工夫して贈り物をくれました。 ネパールのお嫁さんたちは、余分の現金を持っていません。 自分の大事にしているアクセサリーなどをプレゼントしてくれました。 腕輪とか、ネックレスとか。 サリーもいただきました。

いつも行く家の若いお嫁さんは、長いことかかって作った刺繍をくれました。 白い布に、私の名前が入った文がカラフルに刺繍してあるもの。 飾るわけにもいかない、使うわけにもいかない貴重な「作品」です。 膨大な「時間」を私にくれたのです。 私が、決してあげることのできないものを彼女は、愛を込めて渡してくれたと思います。 そして、刺繍の内容は、 "God's Wonderful Creation, Yoshiko."

泣けました。

そして、以前、別の人から、手作りの袋をもらって、とてもうれしかったことも一緒に思い出して。 それは、緑と紫の色の切り替えがおしゃれでびっくりしました。 「とてもいいから、同じのをもっと作って。友達にもあげたいから」と言うと、 「同じものは作れない」という答え。 「どうして?」 「あれは、あなたのためにだけあるのだから」 そのとき初めて、表から裏に続く切り替えが、私のイニシャルの「Y」になっていることを知りました。

それ以来、その袋には、ヒマラヤの水晶を入れて、私のお守りにしています。 ずっとラッキーなこと、つづいていますよ。

【出発の朝】

出発の前日は怒涛のように忙しかったです(今も)。 朝から町中を走り回っていて、旅の荷造りをしたのは、真夜中を回ってからでした(ほぼ明け方)。 そして、出発の朝はだ〜れも見送りに来ないように気をつけました。 いつもどおり、空港の玄関で荷物ともに降ろしてもらって、あとは自分で。

航空のチェックインカウンターには、いつも同じ顔見知りの職員。 「いいニュースよ。さよなら。もうこれで最後なの」 「うそでしょう?」 「チケット見て。帰りの便はないでしょ。いつもとちがって片道だけよ」 「ほんとだ…」しばし、絶句。そして、 ぼくのこと怒って、ネパールに戻らないの?」 「そうじゃないけど…」

何度この人とやりあったことだろう。 荷物の重量が多くて、文句をつけられるのだ。 カウンター越しに、はげしいやり取りもあった。 なんだかんだといっては、超過手荷物の過料をすり抜けてきた私だが、 前々回の帰国のとき、彼はがんとして譲らず、さすがの私も根負けして、超過料金150ドル払った。 このときは、不覚の涙をこぼした。私としたことが、エクセス料金を払うはめになるなんて!

それ以来、彼はえらく気にしていた。 「まだ、怒ってる?」 お客を送ってチェックインをしに行くと顔を合わせることになり、そのたびに聞くのだ。

フライトを重ね、マイレージのランクが上がり、 私が持ち込める重量も10キロずつ増えたとはいえ、 この最後の日、彼はもはや、ウエイト・カウンターの数字に目を走らせもせず、 スーツケースからも目をそらし(ものすごい重量オーバーなのはわかっているのに)、 私のいつもの好みの「右側の窓際の席」を取ってくれ、あたりまえのように何枚もの荷物のタグを作った。

そして、「山は見なくていいの?」と、私に聞く。 左側に座ると、ヒマラヤが見える(ことがある)。 だが、右側からは、飛び立つときにカトマンズの町がよく見えるのだ。 「いいの。山は何度も見てるから。町を見ながら飛び立ちたいの」

仲良くした人たちはなつかしいが、ケンカした人もなつかしいものだ。

【忙しい日本】

もっと早くにバナナメールの続きを送りたかったのですが、 忙しさに取り紛れていました。 これからも、気まぐれですがときどき、おたよりお届けします。

「バナナくらぶ」、「ティーガーデンくらぶ」、も引き続き、いろいろ企画立てていきますので、 どうぞ、よろしく。

まもなく、バナナくらぶのパーティーのご案内できると思います。 7月ごろに、歌や音楽も入れて、おいしい料理とおしゃべりと。

8月には、日本国内とネパールでそれぞれバケーションを計画しています。 キャンプ、アドベンチャー、スポーツ、そう、アウトドアで楽しみます!

そして、今週末は、すでにお知らせが行っている方があるかもしれませんが、 あらためて、アルダ研究会(第3回)のご案内です。

では、お元気で。

よしこ

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第3回アルダ研究会のご案内

【日時】 6月18日(金)6:30〜9:00p.m.      7:00 p.m.まで名刺交換、交流の時間

【タイトル】 「内なる創造性に目覚める」--フォーカシングからビジョン創出まで

【講師】  甲賀美智子 (アルダ事務局長)

【場所】青山生涯学習館

〒107-0062 港区南青山4-18-17 Tel. 3470-0856  (表参道駅A4出口から徒歩8分 青山南小学校側)

地図はこちら  http://map.yahoo.co.jp/pl?nl=35.39.37.080&el=139.43.12.874&la=1&fi=1&sc=2

【参加費用】 ¥1,000+資料代¥100前後

【講師からのメッセージ】

人生を切り開く上で、これさえあれば確実というものはあるでしょうか。時代を先取 りしたスキルや経験も、瞬く間に新しいものに取って代わり、それを追いかけるだけ で疲弊します。

どんな人生を築き、どう進みたいかを決めるのは自分自身です。羅針盤としての自ら の特性、特質を知る方法は稽古事、旅、セミナーから占いまで手じかにあまたありま す。その内のどれかを選ぶとして、決めるのは何でしょう。直観ですか。人のアドバ イスですか。

このワークショップでは、こころとからだの実感を聞く(フォーカシング)手法を学び、潜在意識 下にあるあなたの声を意識化するプロセスを味わっていただきます。そこから、人生 或いは仕事のビジョンを創出することにチャレンジします。

ペアワークで相手をサポートし、サポートされるワークショップでは、アサーション (率直な主張)やアクティブ・リスニング(傾聴)によるコーチング手法のごく一部 も体得しますので、あなたの創造性、問題解決や自己成長を促すだけでなく、コミュ ニケーションのエッセンスを学んでいただけると思います。

「内なる創造性に目覚める」--フォーカシングからビジョン創出まで

にご参加の方は, info@alda-jp.com へご連絡ください。お待ちします。

【講師プロフィール】

甲賀美智子:

30代は仕事の傍ら、故野田雄三師のもとでユング心理学やロジャース心 理学の理論と諸療法を学ぶ。40代はマネジメントシステムズ社で「気づき」と「心と からだの統合」を目指すマネジメントセミナーのトレーナー経験をつむ。そのためト ランスパーソナル心理学やボディワーク、更に精神世界の領域を探索。

関連書籍訳書に「スピリチャル・セラピー」(日本教文社)、「愛の直観力」(同)、「人の目なんか 気にしない」(サンマーク出版)がある。

'94-'99年、(有)ニューコアコーポレーションを設立してコミュニケーション関連のセミナー、ワークショップなどを展開。 '99から淑徳大学での職務を中心としてきたが、)本年度アルダ設立。事務局長を勤 める傍ら、大学とセミナーの三本を活動の支柱にすえる。

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ALDA(アルダ)とは、 Active Life Design Association

詳しくは、ALDA ホームページをどうぞ

ALDA http://www.alda-jp.com

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Last-modified: 2006-11-21 (火) 00:38:30 (3985d)