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【バナナメール#128】 春うららのネパール

目次:

【同伴者たち】 【ネパール人? 日本人?】 【ピクニック】 【時計のない町】 【カトマンズを離れて】 【のんびり休日】 【もうすぐ日本です】

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ご無沙汰です! なんと、2ヶ月も間があいてしまった。

「バナナメール来なくてさびしい」、 「きっと、ものすごくお忙しいのでしょうね」 などと問い合わせいただきながら、なかなかメール出せなくて、ほんとにすみません。 これからは、定期発行を目指しますね(ホントか?)。

2月半ばから、帰国準備のために日本に行きましたが、もう忙しくて。早くネパールに帰りたかったなあ。今、カトマンズに戻って、2週間目。 こちらは、とっても暖かです。昼間の日差しはすでに、真夏。

【同伴者たち】

ネパールにもどるたびに、私にくっついて誰かやって来ます。今回、同時期にネパールに来たのは、バナナメンバーのきょうこさんと私の弟よしてる。その他にも、今月は、駆け込みゲストがたくさんです。仕事がらみ、プライベート、卒業旅行などいろいろ。ま、楽しくこなしております。

予定がずれて、私たちより一日早く着いたきょうこさん。彼女には、親しくしている日本人留学生ゆきひさ君をあてがっておきました。きょうこさんへの司令は、「タメルの桃太郎へ行け。」 これだけで、ミーティングができるのだから、ネパールは便利でしょう?

私とよしてるが到着した頃には、桃太郎レストランで会った二人はすっかり意気投合しておりました。それから、四人で、キルティプールを散策しながら、ゆきひさ君の歴史講義を聞きました。

【ネパール人? 日本人?】

ゆきひさ君は23歳。トリブバン大学の言語学の学生。ものすごくネパール語が上手なので、ほとんどの人は、彼のことをネパール人だと思ってしまいます。

「わたしも、あんなふうに日本語が上手になれたらいいのに」 そうつぶやいたネパールの人がいました。 「だって彼は日本人よ」というと、 「え? うそでしょう」 なんと、彼は、現地人からもネパール人だと思われていたようです!

ふわ〜とやさしい風貌で、すっかりネパールに溶け込んで違和感のない彼。 この4年間、ネパール人家庭でホームステイしながら大学で一生懸命勉強してきました。 卒論もネパール語で書き終わりました。次のステップとして、いったん日本にもどって、この夏から英語圏への2年間の留学が決まっています。 将来の活躍が期待できる若者ですよ。

【ピクニック】

きょうこさんとよしてるは、マンガラ先生のところの看護婦さんの卵たちとともに、バラジュー庭園へピクニックに行きました。ネパールのひとたちがそれぞれ手作りのランチを持ち寄り、急遽それをおよばれすることに。私は、空港への出迎え業務があったので、終わったらすぐ午後に合流することにしました。

ところが、行ってみるとみんなはいない。庭園内をくまなく探しても、見つかりません。休日なので、結構混んでいて、仮設舞台で音楽なども始まりました。音楽が途切れたとき、思いついて舞台にあがり、「ちょっと、マイク貸してね。」舞台から、呼びかけました。

その昔、アメリカの遊園地でよちよち歩きの三男が迷子になったとき、とっさに屋外ステージから呼びかけて、たちまち見つけてもらったことを思いだしました。あのときは、会場から、「服は何色?」、「髪の毛の色は?」とか、質問が飛び交い、すごく反応がよく、協力的でした。

でも、ネパールの人は、「もう終わった?」とそっけない。アナウンスしたんだから、そのうち来るでしょ、という感じ。たしかに、相手は子供じゃないものね。緊迫感のあるのは、私だけか。

そのとき、私の携帯に電話が入りました。1時半まで待って、みんな、バスで市内にもどったとのこと。それにしても、約束の時間よりずいぶん早く切り上げたものだと、いぶかりながら、時計を見ると、1時45分。ふ〜ん、園内ですれ違っていたのか。

あとで気がついたのですが、私の時計は半時間遅れていました。なんと、その日一日中、半時間遅れで生活していたのです。

【時計のない町】

午前中は、きょうこさんとよしてるをネパール人に預けたあと、ひとつ所用を済ませ、タクシーで家に戻りました。正午に空港への出迎えに出発する予定が5分ぐらい遅れそうだったので、急いで、電話を入れました。でも、運転手は、私の帰宅を待たずに、メイドの制止も振り切って先に空港へ出迎えに向かってしまったとのこと。

なんとけしからん、と思いながら、仕方なくそのままタクシーで空港に向かった私。空港で運転手を見つけて、注意しました。「すみません」とうなだれる運転手。その後、あまり待たずに、乗客が降りてきました。今日はまたずいぶん予定より早く飛行機が着いたものだ、と思っただけの私。そう、その時点でも、まだ自分の時計の遅れに気がついていない。

でもね、一日中、町で時計を見かける機会がひとつもないなんて、日本じゃ考えられないよね。遅れた自分の時計だけを頼りに行動してた、まぬけな私。日本から戻ったとたん、ネパール人もびっくりの、とろい行動のよしこさんでした。

【カトマンズを離れて】

翌日、三人で世界遺産の古代都市バクタプルまで小旅行しました。パタンでは、ネパール人家庭に上がり込んだりしました。

きょうこさんがぜひ行きたいと言うので、バクタプルの帰りに植樹の丘のスリヤビナヤクにも、足を伸ばしました。オーナーのサキャさんもちょうど居合わせたので、会いました。サキャさんは、このごろ丘の手入れに余念がありません。石の階段を整備したり、厩舎を移動させたり。今度は、池作りをしていました。

植樹した木々は順調に育っていますが、バナナガーデンだけがどうもうまく行っていない。場所を変えて植えなおすことにしました。

なぜだろう、とサキャさんは首をかしげていますが、私は、たぶん水のせいだと思います。日当たりはいいのですが、水はけもよすぎる。もっと下のほうの川のほとりをバナナジャングルにしたいです!

カトマンズのうちのバナナがおいしいのは、もしかして、下水のあふれる庭の一角に植わっているからか!?

【のんびり休日】

京子さんは、その後、フェアトレードの団体と一緒に南のジャナカプールへ。弟は、ネパールは初めてですが、日本人が行くカトマンズの観光地には興味がなく、ネパール人家庭が気に入って、彼らとのんびり過ごしたり、犬や子供と遊んでました。

また、野山を案内してもらい、私の知らない村までバイクで出かけ、めちゃめちゃ楽しくかったらしいです。静かな、景色のいいところで村人と笛を吹いてたんだって。とてもいいところだったと、感激していました。カトマンズ郊外には、観光客が行かない素敵なところが、まだまだたくさんあるようです。

3月中にイラムへの旅をしようと思っていたのですが、治安に問題あり。山のほうの茶園工場はまだ閉鎖されているし、マオイストにより電話線が切断されているとのこと。4月になってからにしたら、といわれました。バナナくらぶのジャパの茶園は安全です。ただし、イラムとまとめて次回にします。

この季節、雲が多くて、残念なことにヒマラヤが見えにくい。私もゲストたちといっしょにナガルコットまで足を伸ばしましたが、残念ながらアンナプルナはやっぱり見えず。ハイキングだけしてきました。

【もうすぐ、日本です】

あと半月経つと、私は日本に帰国します。今度は、日本からネパールをサポートしたいと思います。私と一緒に、ゆっくりと、楽しみながらネパールとかかわっていきたい方は、これからもよろしくお願いします。

無理しないで、今ここでやれることを、のんきに気長にやってみよう、というスタンスでいますので、気楽にどうぞ。

また、日本で、楽しい集まりをしましょうね!

ネパールへもたびたび行く予定です。ご一緒できたらいいですね。

楽しい春を!

よしこ

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Last-modified: 2006-11-21 (火) 00:38:27 (3990d)