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【バナナメール#117】ぷち・ぴ〜きゃん in Nepal  (12日目) 最終日!

    〜〜これでおしまい、おつかれさまでした!〜〜

8月22日(金) 空港見送り

目次::【ナマステスーパーでの熱い買い物】【空港見送り】【新手の詐欺?】 【君はもしや?】 【バックパッカー集まる】【ほんとうにおしまい?】  【秋を迎える前に】

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【ナマステスーパーでの熱い買い物】

 うちの近所、歩いていけるところにある小さなスーパーマーケット、「ナマステ・スーパー」では、食料品と日用 雑貨を売っています。帰国当日の朝、しんやくんは、ローカルのお菓子などを買いに一人で行きました。結局何を買 ったのか聞く時間がなかったけれど、あれこれ見ていたのでしょう。空港へいく時間が迫ってきて、運転手も来てい るのに、戻ってこない。暑い中、ぎりぎりまで買い物していました。

ふつう町で売っているお菓子は、ネパール、インドの辛目、甘めのスナック菓子、中国、タイ、アジア諸国などから のビスケット、クッキー、ポテトチップ、ゼリーなど。ヨーロッパ、アメリカからは、チョコレートなど。

ネパールおやつで私のおすすめは、「ロプシーゼリー・キャンディ」。ロプシーは、梅に似たすっぱい果物です。ネ パールの人はみんな大好きで、色々な料理に使います。ジャムや漬物にしたり、干したり、それこそ梅干そっくりの ものも。子供向けには、甘みをつけてキャンディーのようにした一口ゼリーがあります。これは、けっこう、はまる 。駄菓子屋のお菓子みたいですが。

それから、「ロプシー酢昆布」。ロプシーのあんずいろは、時間とともに真っ黒になる。薄くのしたロプシージャム の板が小さく切ってあり、形状は、まさに酢昆布。砂糖が入っていない味も、歯ごたえもそう。子供たちが、すっぱ そうな顔をしながら食べてます。これも、はまる人は、はまるかも。             【空港見送り】

わが家から、空港まで、車で20分。国際線だから一応2 時間前には、カウンターでチェックインを済ませられるように時間を見計らって行きます。バンコク行きのタイ航空は、午後1時半に出発予定ですので、いつも、午前11 時に家を出て、11時半にはチェックインを終えます。

空港のセキュリテイは厳しく、駐車場に着くまでに一度検問があります。そして、空港の建物の中に入るには、乗客 である証明のためにパスポートと航空券を見せなくてはなりません。私は、たいてい次の旅のための航空券を用意し てあるので、それを見せて通ります。この日も二人を見送りに来て、一緒に建物の中に入りました。

空港使用料は、1人1100ルピー。練習用のサッカーボールが2 つ以上買える値段。高いよね。チケットは、中に入ってすぐの銀行のカウンターで買います。

【新手の詐欺?】

しんやくんが空港料のチケットを買いに行っている間、さとると私が待っていると、若い男の子が日本語で話しかけ てきました。 「日本人ですか?ちょっと、お願いがあるのですが…」 

そして、自分たちは、「韓国人」だといい(そばにもう1 人いた)、ルピーの手持ちがなくなって空港使用料を払えないのだが、助けてもらえないか、という。ここでATMカードが使えると思ったら、だめなので、バンコクに着いた ら、バーツで返します。 (ここでは、ATM国際カードは、おろかネパールの銀行のATMカードでさえ使えないんだよ。) あやしい。 「で、何枚買おうとしてるの?」とためしに聞いてみた。 「6枚」 「へえ、それで6人が6人ともお金持ってないの!? ドルさえも?」 貸せません、というと、その子達はあっさり行ってしまった。 新手の詐欺かな。「韓国人」かどうかも分かりませんね。

比較的安全なネパールの空港で、こういうのは、はじめて。

【君はもしや?】

荷物のエックス線検査を通して、タイ航空のチェックインカウンターに向かう。途中、インド航空のがらんとしたカ ウンターの前を通りかかると、そこに、1 人の東洋人の男の子がうずくまっていた。が、私の顔を見て、あっと立ち上がった。  あれ、見覚えのある子だ。

「僕です、先生?樋口先生でしょう?」 なんと、2年前まで教えていた学生ではないか。よしあきくんである。

「いやー、どこかで先生に会えると思ってましたよ。」 ふんわり、のんびりの雰囲気のバックパッカー。女の子みたいな長髪が肩にゆれる。 カトマンズに10日間いて、これからカルカッタへ行くのだそうだ。

「私がネパールにいるの知ってたでしょう? なんで連絡しなかったの?」 「こっちに来る予定じゃなかったんですよ。インドに1 ヶ月いるつもりだったけど、ネパールがいいって噂聞いて、来る気になったんです。だから、先生のアドレスわかんなくて」 「で、10日間、ネパールで何してたの?」 「タメルでぶらぶらしてました。ずっと雨だったし。」 「もったいないわね。一緒にいろんなことできたのに。」 「でも、ネパールいいすっね。インドと全然違う。気にいりました。」 あれあれ、ぽわ〜んと夢見てる。

 カルカッタ行きの飛行機は、午後5 時出発。まだ、カウンターも開いていない。チェックイン出来ないから、ただ待っているのだそう。

 あとでゆっくり話しましょう、とまずしんやくんたちのチェックインを済ませることにした。カウンターの中にい たのは、見覚えのある航空会社の係員。しょっちゅう来るので、すっかり顔を覚えられてしまった。 「元気?」 「元気よ。今日は、見送りだけ。次に私が出るのは、2週間後よ。よろしくね。」

「よろしく」には、意味がある。私の荷物の超過料金のことでうるさく言わないで欲しいなあ、ということ。 少々の重量超過は、笑って見過ごす! それが、顔見知りのよしみ。前回は、えらく食い下がってきた。やばかった 。

チェックイン無事終わり、登りエスカレータの前で、しんやくんたちとはお別れ。じゃ、元気でね。あまったルピー をドルに変えて欲しいというので、1200ルピー分を買い戻してあげた。

【バックパッカー集まる】

よしあきくんのところへ戻って、さっきの話の続き。 連絡くれたら、一緒に「ぴ〜きゃん」できたのに。でも、最後に会えてよかったね。

ベラナシからバスで来たという。インドから陸路でネパール越え は大変だったようです。道も、バスも上等じゃないからね。この時期、何人の学生がこのあたりをふらふら一人旅しているのでしょう。バックパッカーは、学生の特権 。大いにやってください。でも、安全には気をつけて。

「まだ、飛行機は出ないんでしょう? お昼はどうするの?」 考えてない、でも、お腹はすいた、というので、じゃ、家に来る? ということになった。 おそばでも食べましょう。 家に連れて帰って、結局、おそうめんをゆでて食べました。もう少し時間があったら、ネパール人の友達の家に行っ てゆっくりお昼をよばれる事も出来るのだけれど、彼は1 時半には、空港に戻りたい、という。そんなに早くいかなくたって、どうせ、インド航空は遅れると思うけど。

空港に行く途中、すごい夕立に遭った。豪雨かと思ったけれど、あっという間に終わりました。夏もそろそろおしま いなのかも。

今日は、二度の空港見送り。若い人たちの旅立ちを見守りました。 そして、ぷち・ぴ〜きゃん(おまけつき)も終わりました。

〜〜これでおしまい、おつかれさまでした!〜〜

【ほんとうにおしまい?】

でも! 実は、そうではなかったの。 翌週、こんなメールが入りました。

「樋口容視子先生へ

R大4年のHTといいます。 1年生のときに英語購読で先生の講義を受けていました。 とつぜんすみません。

8月22日にカルカッタでR大3年のKくんにあったのですが カトマンドゥで樋口先生とお会いしたとのことなのでメールいたしました。

私は昨日(8月28日)にカトマンドゥについて、現在タメル地区の チェリーゲストハウスにいます。 もしお時間がございましたらお会いしたいとおもいメールいたしました。 9月6日にゼミ研修旅行がデリーであるので 6日に飛行機で出ますがそれまではネパールをうろうろしているつもりです。」

なんと、とうとう、うちは、インドゼミ研修生の受け入れ指定先(?)となったのである。 メールの送り主のひろかずくんとは連絡が取れて、テージュ祭を楽しく一緒に過ごしたり、わが家に来たりしたので すが、その話は、またあらためて。

いつまでつづく「ぷち・ぴ〜きゃん」…?

【秋を迎える前に】

雨季が終わるこれからは、いよいよネパール観光シーズン。マオイストとの平和会議が座礁して、政治情勢はよくな いですが、思いついてネパールに来る方は、私の予定を確かめてね。 9月の第2週から月末までは、日本です。11月後半から12 月はじめも、ネパールにいません。年末・お正月は、たぶんネパールでしょう(?)。

ネパールに戻ったら、私は、ここの秋をたっぷり楽しむつもりです。今年の10 月は祭り月。最初の1週間は、ダサイン祭。離れている家族もみんな集まり、各家庭で祝い、お店はみんな閉まってしまいます。寺院へ参拝したり、宴会 したり、凧揚げを楽しんだり、家族でゲームしたり。お祝いのお金をもらったり(あげたり)。ま、ベトナムのテト みたいなものです。ネパール暦では、第6 月ですが、こころは、お正月。この時期、ネパール在住の外国人は、トレッキングに行ったり、海外へ休暇に出たりします。

続いて、10月末に来るのは、ティハールの祭り。光の儀式。家の繁栄を願い、きょうだい愛を深めあう家族行事。学 校は、なんと、この1ヶ月間ずっと続けてお休みです。仕事持っている人も、ぜんぜん仕事ムードではなくなります。

とにかく、ネパールは祭りと神々の国。国内の政治的緊張も、ネパールの人々の祭りの準備への意欲をそぐことはで きません。昔からのしきたりに従って、おだやかに、幸せに生きることが、ネパール人に与えられた使命であるかの ごとく。

みなさまも、お元気で。よい秋を。

よしこ


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Last-modified: 2006-11-21 (火) 00:38:22 (3985d)