=======================2003/08/29 【バナナメール#115】ぷち・ぴ〜きゃん in Nepal (10日目) 8月20日 (水) ナガルコットの丘でクラブヒマラヤに泊る 目次:: 【カトマンズ盆地を離れて】 【ホテルヒマラヤを予約する】 【晴れ上がった丘へ】 =========================== 【カトマンズ盆地を離れて】 カトマンズは、盆地。英語では、Kathmandu Valley といいます。運良く晴れてヒマラヤが見えたとしても、すり鉢の底から見上げている格好で、周辺の緑の山がじゃま。雪の峰は、ちらりとその向こうに見えるだけです。もっ とたくさん、きれいにヒマラヤを見るためには、この底から這い上がって、周囲の緑の山や丘に登らなくてはなりま せん。 大体、1〜2時間車で走れば、晴らしのいいところに出られます。その中でも、ナガルコットの丘は、風光明媚で有 名。ここには、たくさんのリゾートホテルがあります。もっとも高級なのが、「クラブヒマラヤ」。周囲にガラスを 張り巡らせたパノラマラウンジが素敵です。ここからは、アンナプルナ連峰とランタン山脈、そして、条件がよけれ ば、エベレストの頂上も見えることがあります。 今の時期、雨季には、よほど幸運でないと、ヒマラヤは見えませんが、自然の中に囲まれてリゾートしたり、ミニト レッキングが出来るので、しんやとさとるを送り出しました。私は、飽きるほど行っているので今回は、パス。 【ホテルヒマラヤを予約する】 ホテルヒマラヤは、ネパール在住の外国人向けに、シーズンオフ特別パッケージを用意しています。宿泊、夕食、朝 食、送迎が全部セットになっていて、とても安い。でも、これは、旅行者には使えない。私が一緒に連れて行くなら 、問題ないのだけれど、今回は、彼らだけなので、ちょっと細工が必要。パスポートのビザを見せてくださいと言わ れたらレジデントじゃないことわかるからね。まずは電話で問い合わせ。 案の定、「何処にすんでいますか」「どこの会社ですか」と結構くわしく聞いてきた。それは、クリアできたので、 私の名前を告げ、レジデント料金を取り付けた。それから、おもむろに予約。 「もう何回も泊ってるのよ、そちらに。知ってるわよね?」 「はい、ありがとうございます」 「本当は先週行きたかったんだけど、満室だったでしょう?」 「そうでしたね」 「それで今週にするんだけど、そうすると、私の都合がよくないの。で、"息子たち"二人だけで行かせてもいい? 1人あたりの料金は変わらないわよね?」 「結構です。息子さんたちも、レジデントですか?」 「一緒に、"住んでるわ"」 英語では、「住む」も「滞在する」もstayだもんね。ちなみに、「息子たち」も、単に「男の子たち」もboys だし。 「はい。パスポートに居住ビザがあれば、問題ありません」 「あ、あのね、居住ビザのあるパスポートを持ってるのは、私なんだけど、私は、行けないのよね。先週だったらよ かったんだけど。泊まり客全員パスポート持ってなきゃダメ?」 (何かヘン、この言い方?) 「予約のときにご提示いただければ、その必要はありませんけれど…」 「じゃ、私が予約に行く。料金もそのとき先払いするわ。」カトマンズに予約オフィスがある。送迎車の発着するア ンバサダーホテルの中だ。 「あ、いちおう、上司に相談いたしまして…」 お、出た! 逃げ腰。すかさず、 「あのね、上司に相談する必要ないの。今、あなたが決めていいのよ」と、さとすように。 「では、レジデントの方がサインした書類をお持ちください。お泊りの方のパスポートなくても結構です」 「あ、そう。どうも、ありがと」 (このへんの、あ、うんの呼吸。わかる?) 【晴れ上がった丘へ】 そこで、二人は、私たちと一緒にstay してます、という書類を作ってサイン。都合のいいことに、二人の苗字は、私たちと同じ。こうして、今日の午後二人をアンバサダーホテルへ送っていき、支払いを済ませ、送迎車に乗せて送り 出したのでした。雨は上がり、行楽日和になりました。道中は段々畑や村や森があって、とても綺麗です。 ヒマラヤが見えても、見えなくても、ナガルコットの丘は、きれいです。 (しんやくんたちは、やっぱり見えなかったそうです。) ちなみに、昨年のピースキャンプでは、ナガルコットの丘に一泊せずに、ランチストップだけしました。スリヤビナ ヤクのキャンプをたたんだあと、レンターバス借りてナガルコット一周。一番高いタワーホテル(?)からヒマラヤ を見ようとしたけど、あたりは真っ白な霧。何一つ見えませんでした。そのあと、私が皆さんのために超格安でアレ ンジしたのは、カトマンズ郊外のゴカルナリゾートでのパッケージ宿泊。閑古鳥鳴くホテルメリディアンをにぎやか にしてあげました。やっぱり、スイートルームはよかったでしょう? よしこ |