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【バナナメール#114】ぷち・ぴ〜きゃん in Nepal  (9日目)

8月19日 (火) クリシュナ・アスタミ祭/サンゲー宅昼食/少年サッカーチーム/Fire & Ice

目次:  【クリシュナ・アスタミ祭】 【サンゲイ宅の昼食】  【サッカーボールを買いにいく】【クリシュナ祭町内会】 【ピザを食べに】

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【クリシュナ・アスタミ祭】

前にも書きましたが、ネパールの祭りというのは、めちゃ数が多い。ヒンズーの神様というのは、おびただしくある ので、それぞれの神様のお誕生日を祝うだけで、365 日全部使ってまだ足りない! 何しろ、人の数より神様の数の方が多いというぐらいだから。 一人当たり守護神二人ぐらいつくのかな? もっとかな?霊験あらたかなはずなの に、なかなか運がまわって来ないね、この国は。もしかして、神様ものんびりとさぼってる?

さて、今日は、クリシュナ神の誕生日。午前零時に生まれたので、みんなその時間まで夜を徹してにぎやかにさわぐ らしい。どうやら、舞踊と音楽の好きな神様ですね。飾り付けがなんだかすごいよ。赤ちゃんのときのクリシュナち ゃんだの、青年のクリシュナくんだの、ポスターが、町中いたるところに。

赤ちゃんクリシュナは、目がパッチリと大きく、唇赤く、頬ぽちゃり。手足むちむち。女の子みたい。それも、ませ ていて、妙に色っぽい。クリシュナの顔と体はブルー! これは、青空の色で、大事な神様だから、この色の肌にな るそうな。うちの夫なんか、おお、きもちわるい、といって見もしないが、私は、あちこちでしげしげと観察したの で、ずいぶん愛着をいだくようになった。

青年クリシュナも、やっぱり女顔。女性と一緒の絵が一般的。二人ならんで、妖艶な姉妹という感じで、しかも、女 性から、クリシュナ青年にしなだれかかっている。あるいは、大勢の女性たちに取り囲まれるクリシュナという絵。 この神様は、女性をとりこにしたらしい。笛の名手だったらしく、描かれる姿は、手に笛を持っていたり、吹いてい たりする。彼の笛を聞くと、女の子たちは、たまらなくなって、仕事ほったらかしてあと追いかけてきたんだって( ほんとに神様かね?)

クリシュナは、また、聖なる動物である牛の守り手でもあり、赤ちゃんクリシュナが、あられもなく、牛のおっぱい に口つけて飲んでいる図なんていうのもよくある。ま、とにかく、ネパールの人々にとっては、トップランキングの 人気神様らしい。

【サンゲイ宅の昼食】

今日は、学校もお休み。しんやとさとるは、サンゲイの家で、昼食に招かれたので、二人だけでいってらっしゃい、 と送り出しました。夕方は、ユースクラブの人たちから、クリシュナ・アスタミ祭パーティーをするので、来ません か、と誘われています。午後は、またスヌーカーをしてもいいし、6 時には、サッカーチームのメンバーも打ち合わせのために集まるから、会ってほしいとのこと。

パーティーは真夜中まである、と言われていたけれど、あまり遅くならないうちに適当に切り上げることにします。 夕食は、タケオから、「イタリアレストランへ行こう」とお声がかかっていますから。

サンゲイは、仏教徒なので、クリシュナ祭は祝わないそうです。二人がご馳走になったのは、ふつうのネパール食だ ったらしい。たぶん菜食主義なので、豆と米と野菜の他には卵、というメニュー。手で食べる習慣ではなく、スプー ンがついていたとのこと。「とても、おいしかった」と二人とも言っていました。

もう食べ終わって、話も尽きたかな、というころを見計らって、私は、サンゲイのうちに二人を迎えに行きました。 サンゲイとアニーは、帰り際に、思い出に、といって、黄色い絹のスカーフを二人の首にかけてくれました。旅立つ ときや、歓迎に際して贈るシェルパの習慣です。

外は雨。家の外の路地は舗装してなくて、大きな水溜り。所々置いてあるレンガや石を頼りに注意して歩く。

【サッカーボールを買いにいく】

私たちは、そこからユースクラブへ向かいました。着くと二人は、すぐスヌーカー室へ。プレイしているあいだ、私 は、コーチといっしょに、サッカーボールを買いに行きました。選手たちが全員集まるので、ちょうどいい機会だか ら、今日買ってプレゼントしてしまおう、ということになったのです。

歩いて行ったのですが、「すぐ、そこ」のはずなのに、ずいぶん遠かった。雨が降ったりやんだり、ぬかるみをよけ ながら、かなり難儀して歩きました。途中、ダルバール広場を通ったら、着飾った女性がいっぱいいました。クリシ ュナ神へお参りする人たちが列を作って、プジャ(礼拝)の順番を待っています。

ようやく、スポーツ専門店へ到着しました。30 分ぐらい歩いたような気がする。裏通りですが、ちゃんとした専門店で、品揃えも豊富。サッカーボールにこんなに種類があるとは知りませんでした。メーカーも産地もいろいろ。私は 、サッカーボール=パキスタン製、と思い込んでいたのだけれど、日本製あり、インド製あり、タイ製あり。

綺麗なサリーを着た女性店員と、男性店員が相談に乗ってくれました。「ぴ〜きゃん記念サーカーボール」への賛同 者は、すでに7人。その予算では、練習ボールが10個も買えてしまうことが判明。ちょっと、多すぎるんじゃない か。それで、あれこれ見た結果、コーチのアドバイスに従って、上等の試合ボール2個と練習ボール5個を買うこと にしました。試合ボールは、日本製(ミカサ)で、一個1600ルピー。練習ボールは、タイ製で、一個500 ルピー。これで、ぴったり予算内に収まります。   そのまま持つとかさばるから、全部空気を抜いてもらって、運びました。で、持ち帰ったら、もうみんなあつまって いて事務所で贈呈式になった。写真を撮ってもらったけれど、半球にへこんだボールを渡してしまって、ちょっと間 が抜けたな。ひとつづつに贈り主の名前を書くはずだったのに、それも出来なかった。ごめんなさい。でも、どうせ マジックで名前書いても、すぐ消えちゃうでしょう。それより、あとから寄付者のリスト(と顔写真?)を渡したほ う、ちゃんとが残るかな。

サッカー選手は、最年少が12歳。16〜17歳が一番多い。30 人近くいました。みんな一部屋に集まって、会長のローソンの指令で、一人ずつ自己紹介。英語で言う子もいれば、ネパール語で言う子も。近くの川原で毎朝、早朝練 習しているそうです。この中から、未来のワールドカップ・ネパール代表が出るか? 「その可能性のある優秀な子は いるよ。だけど、チームワークがいまひとつなんだ」という、コーチは、もとネパール代表…ではないが、寸前で惜 しくもなりそこなったらしい。

サッカーボールの次は、もしかして、ユニフォーム? 30 人分なんてどうしよう、とふと気がついて、一瞬気弱になったのですが、これは企業スポンサーがついたらしい。近所のインドの会社が寄付してくれることになった、と聞い て、ほっ。でも、えらいね、地元青年たち。つぎつぎと、スポンサーを探してくるのだから。

【クリシュナ祭町内会】

「クリシュナ祭の用意をしているから見に行きましょう」と、会長が案内してくれた。ついていったら、そこは町内 会の集会所のようなところ。入り口に、派手めの電飾が。その横でバリバリ音を立てているのは、どうやらこの電飾 のための発電機。

建物と建物のあいだのオープンスペースにテントを張って、その下にパーティー会場の準備中。大きな祭壇、いや、 ディスプレー台には、おお、立体クリシュナ像いろいろ! よく見ると紙で出来ているのですが、飛び出る感じにつ くってある。しかも、頭から噴水が吹き出るしかけで、体全体が青白く電気の光に浮かんでいる青年クリシュナがメ イン。

台は、布で覆われて、ひな壇というか、山腹のような、ジオラマのようなしつらえです。神様がそのあちこちにいる という設定。ゾウの頭のガネシ神もいれば、赤ちゃんクリシュナもいる。そのそばに牛がいて、乳がぽたぽたたれて いる仕掛けもつくってある。あちこちに、花も飾られ、まあ、遊園地の夜店のようですね。

大人たちが、ライトの具合を調節したり、会場のしつらえなど、さかんに準備中。ここに椅子を並べたり、食事を用 意するらしい。そのあとは、きっと、深夜まで踊り明かすのでしょう。

【ピザを食べに】

ちょうどそのとき、タケオから私の携帯に電話が入りました。タメルのイタリアンレストランでの待ち合わせ時間を 聞いてきたのでした。そろそろこの場所を移動するときが来たようです。パーティーの準備はまだ終わっていないけ れど、雰囲気だけでも分かったので、ローシャン会長にお礼を言って出ました。

まだ時間があるので、ゆっくり歩いていくことにしました。あちこちでクリシュナ祭りやっているのを見るのもおも しろいかな、と。でも、いったんやんでいた雨がまた降り出し、途中は泥道だらけ。

予想通り、45分後の7時15分きっかりに到着。タケオも、珍しく時間ぴったり。自分で車を運転してきました。今日 は休日で、運転手さんはお休み。

「ファイヤー・アンド・アイス」は、旅行者、欧米人、若い人たちに人気のカジュアル・イタリアンレストランです 。というより、ほとんどピザ屋。非ネパール的な、タケオのお気に入りの場所。どうも私は、夕食にピザ(だけ)と いうのがなじめないので、ミネストローネスープをとりましたけれど。

席はほぼ満員。料理はなかなか来ない。やっと来た2 枚のピザは、大判サイズだったけれど、あっという間になくなり(さすが若い男の子)、追加するといつになるかわからない。時間に惜しいタケオは、そこで終了宣言。「帰ってそ ばでも食え。」 というわけで、まだ食べ足りない男の子二人の夕食の続きは、私の作ったザルそばでした。 

よしこ


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Last-modified: 2006-11-21 (火) 00:38:21 (3990d)